【高校生医療体験レポート】
看護師・臨床検査技師が語る、地域医療の現場とやりがい
協立診療所にて実施された高校生医療体験の一環として、看護師と臨床検査技師の職員2名が、高校生との交流会に参加しました。医療の現場で働くリアルな声に触れたことで、参加した生徒たちは医療への理解を深め、将来の進路を考える貴重な機会となりました。
現場で働く看護師の話
協立診療所では、病棟・外来・訪問診療など、日々さまざまな業務を担当する看護師が活躍しています。看護師からは、「患者さんの笑顔を見ると、疲れも吹き飛ぶ」という言葉が印象的でした。
患者さんとの関係性づくりや、医療チームとの連携など、業務は多岐にわたりますが、仲間と励まし合いながら乗り越えているそうです。趣味の音楽やアウトドアも、日々のリフレッシュに役立っているとのことでした。
臨床検査技師の仕事とやりがい
臨床検査技師は、採血検査、心電図、超音波検査(エコー)などを通じて、医師の診断や治療に欠かせないデータを提供しています。外来、病棟、在宅患者の元へも赴き、地域に密着した医療を支えています。
「検査結果が改善していると嬉しい」「患者さんの小さな変化に気づけた時にやりがいを感じる」と語る姿に、高校生たちも真剣に耳を傾けていました。
生徒の体験と気づき
薬剤師体験に参加した生徒からは、「薬剤師は処方された薬を出すだけでなく、処方内容に疑問があれば医師に確認し、患者さんに最善の治療が届くように働きかけていることに驚いた」との感想がありました。
また、医師の診察を見学した生徒からは、「多くの検査データや紹介状を確認しながら、丁寧に患者さんに説明している姿が印象的だった」「患者さんの不安に耳を傾け、寄り添う姿がかっこよかった」との声も。
チーム医療とコミュニケーションの大切さ
対話の中では、医療職において「コミュニケーション力」がいかに重要かが語られました。
特に看護師からは、「いきなり病気の話をするのではなく、“最近暑いですね”といった世間話から会話を始めて、患者さんの暮らしぶりや困りごとを引き出すようにしている」との工夫が紹介され、患者さんに寄り添う医療の姿勢が感じられました。
「この診療所で働く魅力」とは?
診療所で働く魅力について、職員は次のように語ってくれました。
- 医師がパソコンではなく、きちんと患者さんの目を見て対話している姿勢に感動した
- 訪問診療や外来など、日替わりで様々な業務を経験できることで、幅広い知識と連携力が培われる
- チームで支え合う温かい職場で、自分も成長できていると実感できる
Q&A:高校生からの質問に答えていただきました
Q1. 臨床検査技師になるには?
A. 臨床検査技師になるには、大学や専門学校の臨床検査学科に進学し、国家資格を取得する必要があります。進学先は限られますが、全国に複数存在します。
Q2. なぜこの職業を選んだのですか?
A. 看護師:「幼い頃から家族の姿を見て、自然と医療の道を志すようになりました」
臨床検査技師:「目に見えないミクロの世界に興味があり、人の健康に貢献できることに魅力を感じました」
Q3. 診療所で働く魅力は?
A. 医師・看護師・検査技師・薬剤師など、多職種が連携して患者さんを支えるチーム医療が根づいており、患者さんとじっくり関われるのが魅力です。
最後に
この医療体験を通じて、生徒たちは「医療は人と人との関わりで成り立っている」ことを実感しました。医師だけでなく、看護師、検査技師、薬剤師など多くの職種が連携し、地域の健康を支えています。
これからも栃木民医連では、医療に関心を持つ高校生の学びを応援し、地域とつながる取り組みを続けていきます。